
いつの間にか出来てしまっているニキビ。このニキビの症状には、進行具合によっていくつかの段階があり、患部の見た目の色から、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ、紫ニキビの5段階で呼ばれています。
「白ニキビ」とは?
白ニキビはニキビの初期段階ことを指します。医学的には閉鎖面皰という症状で、それほど悪化していない状態のニキビのことを言います。この初期段階で適切な治療を行えば、ニキビが他の段階へと悪化する前に治すことができます。逆にこの初期段階をほおっておくとニキビが進行してしまうので、早めにケアしましょう。
白ニキビの原因
白ニキビの出来る主な原因は角栓です。角栓が出来なければ、毛穴は詰まりません。まだ炎症を起こしていない白ニキビは、ターンオーバーにより健康な肌が再生され、自然に剥がれていきます。
つまり、この段階ではまだ、皮膚科や薬に頼らなくても、正常なターンオーバーが促進される生活をすれば完治が見込めるのです。肌のターンオーバーの周期には個人差はあるものの、20代で28日、30代では40日程度です。
もう一つの原因は、過剰な皮脂が原因で角栓が作られる事が多いです。白ニキビ自体が「詰まった毛穴の下に溜まっている皮脂」のことを指しており、皮脂が多く分泌されている証拠なのです。
補足すると、肌の乾燥とは「皮脂が少ない」のではなく「水分量が少ない」事を言います。抑えるというよりも「皮脂代謝を促す」ことで、皮脂が皮膚から出なくなります。こうするとしめたものです。皮脂がない場所にニキビは出来ないからです。
口周りやフェイスラインなど、皮脂が多く出てるように見えない場所でも、皮脂が出ているからニキビが出来るのです。
この皮脂を抑える事が出来ると、ニキビは出来ないと言われています。
油断は禁物!!白ニキビのケア
しかし、皮脂の分泌が過剰なのだと判断して、スキンケアをおそろかにするのは逆効果です。大人ニキビができる肌は、(インナードライ肌)であることが多いのです。いわゆる乾燥性脂性肌とは、実際は乾燥肌なのに、乾燥を防ぐために肌の表面に皮脂が過剰分泌されている状態のことを言います。
洗顔後はしっかりと保湿し、場合によってはオイルも使用するなどして、肌のバリア機能を高めましょう。こうすることで、肌のターンオーバー周期を促進するばかりか、白ニキビを出来にくくする効果もあります。
普段から意識をしてニキビの予防を行うようにしていきましょう。