
いつの間にか出来てしまっているニキビ。このニキビの症状には、進行具合によっていくつかの段階があり、患部の見た目の色から、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ、紫ニキビの5段階で呼ばれています。
「黒ニキビ」とは?
特長としては、皮脂の分泌量が多いおでこや鼻(Tゾーン)に多く見られます。ポツポツと小さなホクロのように見える黒ニキビは、医学的に言うと非炎症性皮疹と呼ばれる状態にあります。
初期段階の白ニキビから、皮脂分泌が進んでいき、面皰の内側に角化物質、脂肪酸、アクネ菌などが充満すると、毛穴に収まりきらなくなってしまい、毛孔を押し広げて表面から顔を出すようになります。すると、皮脂が空気に触れて酸化し、黒く目立った黒ニキビという訳です。初期段階から徐々に悪化しつつある二段階目に当たります。
黒ニキビの原因と対策
出来てしまった黒ニキビはどうすればいいのでしょうか?
肌バリアの機能を低下させる主な原因は“男性ホルモンの増加“角質層の乾燥”という2つです。そこで、ホルモンバランスを整えるために、肌を保湿するという方法が最適です。肌バリア機能を向上させ、皮膚のターンオーバーを促進するビタミンB2、肌のバリア機能を強化するビタミンB6、美白効果のあるビタミンCが含まれる食事を摂るようにするか、それが難しいようであれば、サプリメントを摂取するように気を付けましょう。
間違っても、自分の手指で潰したしすることはNGです。
雑菌が入ったり、肌表面に傷がついたりして、逆に悪化させる原因となります。こうなるとますます悪化して、炎症を起こしてしまい、跡が残る可能性も出てきます。黒ニキビのうちに正しい方法で治療し、きちんと完治させることが大切です。
まとめ
大人ニキビの場合は、皮脂の分泌が多すぎるのではなく、過角化が原因となります。過角化は、過度なクレンジングや洗顔、ストレスなど、様々なことが原因になります。このような黒ニキビを発生させる要因を改善しなければ、なかなか効果が出なかったり、一度治っても黒ニキビが再発しやすくなります。
スキンケアや生活を改善し、黒ニキビができにくく、また、出来てしまっても治りやすいお肌に作りをしていきましょう。洗顔を中心としたスキンケアで、肌の油分と水分のバランスを保ちながら、ターンオバーのサイクルを整えましょう。正しい洗顔を続けていると、毛穴から角栓が浮いてきて肌の表面に飛び出してくることがあります。このときは無理に引っ張らず、自然にポロリと落ちるのを待ちましょう。
本来の肌が持つ美肌力を高めていくようなスキンケアを行うことで、素敵なお肌を手に入れることができます。