
鼻は体の中で一番皮脂分泌量が多いともいわれ、ニキビができやすい場所のひとつです。鼻の皮脂分泌量が増える原因は、思春期ニキビと大人ニキビでは違いますし、人によっても生活習慣や体質によって違います。
鼻にニキビができやすい理由
鼻は、体や顔の中でも特に皮脂の分泌量が多く、また、鼻の毛穴は奥が深いので、皮脂や汚れが毛穴に溜まりやすい所でもあります。そこへ、紫外線の刺激や乾燥などのダメージを受けて皮膚が硬くなり、油分の多いファンデーションで毛穴を塞いでしまうと、肌のターンオーバー(皮膚が新しくなっていくサイクル)が乱れ、古くなった皮膚が剥がれ落ちずに表面に残ってしまい、毛穴が詰まってしまいます。
毛穴が詰まってしまうと、皮脂をエサにするアクネ菌が繁殖して炎症を起こすとニキビになってしまいます。体の中でも特に皮脂分泌量が多い鼻は、ニキビができやすい場所なのです。また、思春期ニキビや大人ニキビは、ホルモンの影響によって皮脂の分泌量が増えるためにできやすくなるので、根本治療をするには体の内側からのケアが必要になってきます。
思春期に鼻や額の皮脂が過剰分泌するのは、新陳代謝や成長ホルモンが原因であることが多いといわれています。大人の皮脂が過剰分泌するのは、ホルモンバランスの乱れが原因である場合が多いようです。特に鼻は皮脂腺が多いので、ホルモンの影響が出やすい場所といえます。
鼻ニキビのケア方法
まずは生活習慣を見直し、ご自分の鼻ニキビの原因を探ってみましょう。そうすれば、おのずと改善点・解決法が見つかるはずです。また、現在のニキビがどんな状態にあるか判断し、適切なケアをするようにしましょう。化膿しているニキビ、数が多い、しつこいニキビなどで悩まれている場合は、皮膚科でお薬を処方してもらいましょう。
ただし、食事など生活習慣や体質が原因である場合も多いので、薬で短期的に治ったとしても、ニキビ体質を改善しなければ、また再発します。揚げ物などは避け、バランスの良い食生活を心掛ければ、きっと改善していくと思うので、気長に構えてきれいな肌を取り戻しましょう!