
ニキビを引き起こす原因菌がアクネ菌と呼ばれる細菌であることは多くの方がご存じだと思います。ここではそのアクネ菌について説明していきます。
アクネ菌は決して特別な細菌ではありません!
皆さんは常在菌という言葉をご存じでしょうか?簡単に言えば、普段から人間の身体に住み着いている細菌のことです。常在菌は善玉菌、悪玉菌に分けられ、善玉菌優位のバランスを保っていれば、あらゆる病原菌から守ってくれます。
しかし、悪玉菌が優勢になれば健康状態が脅かされることもあるのが特徴です。アクネ菌もそういった細菌と同じように、すべての人の皮膚に住み着いており、何も特別な細菌というわけではありません。
アクネ菌の特徴は!
アクネ菌の性質を端的に表現すると、空気が入らず、脂肪分が多い場所に住み着く習性を持っています。だからこそ、皮脂が溜まっていて、なおかつ出入り口が角栓で塞がれ空気が入りにくいところが大好きです。常在菌であり、ブドウ球菌の次に多く存在しているため、完全にゼロにすることは根本的に不可能です。アクネ菌を除去するのではなく“アクネ菌が入り込んでニキビを発生させてしまう”ような「角栓によって塞がれた毛穴」を作らないようにすることが現実的な対策となります。
ニキビ悪化を防ぐ方法
ただ、「角栓によって塞がれた毛穴」が出来てしまっても、ニキビが悪化して炎症を起こすのを防ぐ方法はあります。赤みを帯びたニキビになるより前の段階で悪化を止められれば、少なくともニキビ跡が残る心配はないわけです。
炎症を抑えるために、病院でステロイドが処方されることがありますが、ステロイドは免疫力を抑制してしまうため、人によっては、今後アクネ菌に感染しやすくなる場合があります。
そこで、おすすめなのが、「RG92」という成分です。このRG92は比較的新しく発見された成分で、温泉から発見された藻類の一種です。この成分が配合されたスキンケア商品が発売されていますので、これでニキビの悪化を防ぎましょう。